COUNT 66 【NEO BIBLE】 | 21(2002.10.23)号 |
実は今回、最初サクッと読んで「あれっ?」と思いました。 叔父さんが響にユニフォームを渡すくだりが、物足りない(薄っぺらい)感じがしたのです。 「命ってもっと重いものじゃない?」と。 いや、10代の若者ならそこんとこ希薄なほうがそれらしいですが、武士叔父さんは立派な大人なので。 やや気になったんですね。 こんな狭い欄で語るのもどうかと思いますが(汗) 『リンかけ』世界って、人の命は一見軽そうでいて、実は重いですよ。 キャラが何度も生き返ってくる(というか、死んだと思わせて生きていた)のが、その証拠(の1つ)。 他にも天井ブチ破って飛ばされても死ななかったり…とか言いだすとキリないッスけど(笑) そう。 命が重いからこそ、生死ネタが効くんです。 命の重みって何かといえば、たとえば何気ない冗談と微笑み。驚いたり、笑ったり、悲しんだり、怒ったり――懸命に生きる、生きている姿。(…ああポエムってきた。本来こんなこと、地の文章で書くものじゃないです/苦笑) そういうあったかい雰囲気があるからこそ、生きざまへのこだわりや、派手なバトルがより生きてくるのではないでしょうか。 個人的に、「リンかけ」の魅力はそこだと独断で思ってますが。 なんかいきなり語っちまいましたが…。 で。 もう一度ちゃんと読んで、「物足りない感じ」は早合点だったと気づきました。 連載で読んでると忘れがちになるんですが、やはり話の流れで見ないといけませんね。 あくまで自分的な解釈として、ですが。 河井の叔父さんの、あえて哀しみを心に秘めて、笑顔で響を見守る思いやり。 それがわかったうえで、黄金の日本Jr.ユニフォームという最高の心づくしに涙ぐんだ響の心情。 それが、セリフと絵をちゃんと見ればストレートに伝わってきまして。 …ううっ。やっぱり響には死んでほしくないッスよ…。 | |
COUNT 67 【勝利へのタッチ】 | 22(2002.11.13)号 |
車田ファン歴も長いのに(苦笑)なんで今回は冷静になれないんだろう。どうしてだか、響がホントに死んじゃいそうな気がして心配なんですよ。 いやね、このままチームバトルを続ける展開なら死なないでしょうそりゃあ。 でも、チームバトルをしない展開に行った場合。響の死をキッカケに…みんながそれぞれの思いを胸に、元の道へ帰っていくようなことになるんじゃないか。そう思うとですね…。 仮に、響が死ななかったとしても。生きてる叔父さんの心臓を移植…ってのはちょっとね。 そうなったら叔父さんは本望かもしれないけど、響が気の毒すぎるッス。心から尊敬する大好きな叔父さんの命を犠牲にして生きろなんて、残酷ですよ。もし自分が響の立場でもそんなの絶対いやだしね。 かといって移植以外の方法は…どうもなさげですよねェ。なんだか響の心臓ももう限界みたいだし。 えーと、まったく何の根拠もない独断とことわっておきますが。 オイラ的には響に生きててほしい。…けど、今までの展開的に響が死んでしまう方がおさまりがいいし、今後のストーリーに勢いと可能性がでてくる気もしなくはない。…こんなこと考える自分がヤだなぁ…。 ここは是非とも先生に、響を殺さず、なおかつあっといわせて丸く収める展開で先へ進めてほしいところですが。う〜む。 それと、せっかく始めたこの企画ですが。やっぱりホントに響が死んだら、スパジャン買う気なくなるかもしれません。よほど強力なヒキがあったり、魅力的な展開になれば別ですがね…。 | |
COUNT 68 【別れ】 | 23(2002.11.27)号 |
祈るように願いつつも…この2週間ほどで、すっかり覚悟は決めていたんですが。 「ああ、やっぱりか…」こんなことで予想が当たってもちっとも嬉しくないッス…。 試合に臨むまでの話の流れで、あまりにも響の境地が澄みきってましたからね。 たぶん響は、ずっと幼い頃から「死」について考えてきたのでしょう。 発作の苦痛の中で、「死」というものを垣間見ることもあったはず。おそらく響には「実感」として、「死」というものが常に身近にあったんでしょう。 その中で「命の輝き」というもの、「生きた証」というものをずっと求め続けていた。 そんな彼だからこそ、あれほど澄みきった境地で死を賭して闘えたのだと…。 短いだろう自分の生涯で、せいいっぱい命を燃やして輝きたい。 響の願いは、見事に叶えられたわけですが。 ここで、ちょっと叫ばせてください。 …カッコイイとこ独り占めして逃げるなァ! 叔父さんはどうすんだよ、響! 母さんにだって、あやまりゃいいってもんじゃねェだろうよ…。 だいたい調整役のキミがいなくなったら、麟童たちはどうなるんだよ! あの向こうっ気ばかり強い未熟なガキどもをほったらかしにして、さっさと一人で行っちまうのかよ!? キミの命の燃焼が「伝説」として人々の心に残っても、今後の回想シーンで凄く格好いい扱いになっても、リンかけ2の中で最も輝いたキャラとして読者の心に残っても、そんなことはどうだっていい。 だから……。 ずるいよ、響。 スパジャン? こうなりゃ買ってやるよ次回も!! そのあとどうなるかはわかんないけど…。 正直、いま気が抜けちゃって、他の作品読む気がまったくないんス…。 | |
COUNT 69 【資格】 | 24(2002.12.11)号 |
ひとことで言えば「おお、ヤル気だよ車田先生!!」。 先生勝負に出たな、と。個人的な感じ方ですが、そんな風に思えました。 ただホンネをいえば、読者がついてくるか少し心配(男坂の二の舞にならなきゃいいけど)…。 オイラはついていきますぜ、アニキ。 …今後の展開にもよりますが(^^;)まあスパジャンのアンケートもちゃんと出そうな、自分。 ここは語りのコーナーですんで、好き勝手に個人的感想を言いますね。 響については「なんだかストンと腑に落ちた」感じです。 悲しいスけどね。すんじまった事は言ってもしょうがない。 …というか、ちょびっとだけ(か?/苦笑)心配したような陳腐な展開にはならなかったんで、安心しました。 「だ…だって…/だって誰ひとり許しちゃくれなかったんだよ…」 ザザザザアァン… 波音の中でひそかに泣く麟童。 これでよし!!…みたいな。 …ぜんぜんワケわかんない感想ですね、スンマセン! いや、今回の話ですっかり(自分の中で)響の死が納得いったもんスから。 まあ、このだいぶあとになってから「実は…」とかいう車田マジックが起ころうが起こるまいが、自分的には「あ、そう来たか」と冷静に受け止められるかな。この件はこれで決着がついた、ということで。 …やっぱワケわかりませんね。もっと論理的な文章書けよ自分。 心残りの謎は、魂を抜かれたザナ・ジョルがどうやって帰って来れたのか? (モスが気合入れて治したのか?/笑) ギャラクティカの秘密より、まずこっちの方を説明してほしかったなァ(笑) あと、竜児の母からの最後の手紙を思い出すとか…いや、ここは新たな要素に注目しましょうや。 いつも遠くで見守ってくれてた理解者である母と、ひょんな縁から出会って同じ目標に情熱を燃やす仲間になった亡き友からの手紙じゃ、全く意味合いが違います。 あの小包の中身は、たぶんボクシング&日本Jr.ゆかりの品でしょう。 あのタイトルマッチ戦の時、セコンドの3人で、竜児のグローブとか形見わけしてたんじゃないかな…と予測してみたり。 河井からの小包は、たぶん誓いの旗のような気が。 …って、ぜんぜん違うかもしれないんスけど(笑) どっちにせよ、麟童がマジメにボクシングやったらムチャクチャ強いでしょうから、意外とザナドゥと対戦する日も近いのでは、と思われますが…まさか、これで話が終わりに向かってやしないでしょうね?(苦笑) と、いうわけで。あれだけ騒いだわりに何ですが、スパジャンは次回からも買います(笑) | |
COUNT 70 【伝説のグラブ】 | 01(2003.01.01)号 |
9巻収録予定分、最終話です。 ひとつの物語が終わり、新たな展開への期待をかきたてておいて…と。 先生きっと「単行本になった時のバランスと、次巻へのヒキ」を考えてますね。 「伝説のグラブ」という、前回のヒキを裏切らない熱い中身にも「おおっ」と思いましたが。 今回、嬉しかったシーンは 「麟童の元気な飛び蹴り」が見れたことだったりします(笑) 読んでて「剣崎の息子」って事を忘れてしまうような、コイツの熱い元気っぷりが個人的に大好きでして。 それでいて、カッコつけてる時は剣崎譲りの「男の色気」が窺えたり。 個人的に、車田漫画の中で一番好きな主人公ですね。 かっこよくて、かわいくて、チャーミングな…ううむ…ちょっと言葉でいえない、人間的魅力を感じる、といいますか。 ちなみに次点は小次郎だったりするんですが…(^^) ザナジョルの会話で、新たな展開がほのめかされてますが。 個人的には「日本Jr.の再生」という言葉が気になりました。 おおっ…? ひょっとしてチームバトル再びッスかァ!?(喜) ドイツ戦では、ジョルジュの言うように、まだ「烏合の衆」だった麟童たちですが。 これから、スコルピオン挑戦権をめぐる外圧(笑)に巻き込まれ、彼ら&新たな日本Jr.キャラが結束する過程が描かれるとすれば… えっと、旧作からのファンとしては、なんかすごく嬉しいんですが。 手放しで喜んじゃっていいんでしょうか。あはは。 しかし…。 もし「日本Jr.の再生」が実現するなら。 響の抜けた穴は大きいです…。 ほんっっとうに惜しいキャラでしたよ…。 ハッ…ひょっとして先生まさか!? いや。…期待はしないでおきましょう。 復活とか、車田マジックとか、あの伏線とか…ってオイラもいいかげん諦めが悪いなァおい!!(苦笑) 今回は車田マジックが起きなかったとしても、新・日本Jr.にはぜひとも、貴公子ポジションの美形を1名入れてほしい。 その辺を、ごくごく個人的にですが超希望します(笑) |
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