私的シックス考〜ハッカーズ・プレイ日記


11.シックス=無茶なところも?(アジト爆破)



今回は、ややダーク調。
私的リーダー考も入ってます。それでもよろしければ。



アジト爆破の件ね…。ここ、同人誌でも描きたかった部分なんですが。
無茶っていうより、自殺行為に近い気がするよ…。

いや、「スプーキーズの仲間のために! 危険をかえりみず漢気を見せる!
…って見方もわかるけど。オイラもそーゆーノリ、大好きだしね。
けど、状況にもよるでしょ。
トレーラーの中に、誰か閉じ込められてて…」とかなら、わかるんだけど
(ハリウッド娯楽アクション映画的だー!・笑)
あと「シックスは爆弾解除のエキスパート!」とかならね…
状況も違ってくるけど。

いくらアジトでも、命には換えられないって。



シンゴの奴ね、やっぱ自分の命を大切にしてないよ。
桜井さんも…。

決して積極的にじゃないんだけど、『いつ死んだって構わない』みたいな所がうっすらと見える。
人生に対する「あきらめ」と取るか「覚悟」と取るか…。
どちらも表裏一体なんだろうけど。

まあ結果的には、リーダーが残った事で、シックスも真剣に「生還しなきゃ」って考えざるを得ない状況になったと思うんですが。
自分はともかく、リーダー巻き添えにする訳にはいかないもんね。

桜井さんは、そこまで考えて残ったのか?



…いやー。ここは煩悩に走りましょう。
桜井さんはね、シックスを信頼して残ったの!
それも「信頼した結果、命を落とすかもしれないのを覚悟の上で」ね。

桜井さんにとって、スプーキーズの仲間との信頼関係は、命を賭けてもいいほど大事なもので。

その根っこには、門倉との確執があったのでは…と想像してみるんですが。



正気の門倉(アザゼル戦直前)って、どことなく桜井さんと似てる感じがする。
優しげで、理想家肌な所が…。

たぶん、親友であり、いいライバルだったのでは、と。そんな気がしますよ。

ところが。
マニトゥ見つけて、門倉は変わっちゃったんだろうな。急激に才能を発揮しだすと同時に、人格まで…たぶん、あの通信みたいにあからさまに桜井さんを蔑んだりしはじめて。
無二の親友が、いきなりこうなったらね…キツイよ。
それまでがイイ奴で、信頼していればいるほど、余計にね。

…人間不信になっても、おかしくない。

嫉妬羨望劣等感とも戦い続けて
やっと築いたのが、「スプーキーズ」で。
だから、桜井さんはスプーキーズを、単なる「腕利きハッカー集団」にしたくなかったんだと思う。
本当に欲しかったのは、仲間との信頼関係で…。

それを甘いと言っちゃ、あまりにも哀しいんだけど。
「甘い」って事は、誰よりも桜井さん自身が判ってたんじゃないかな…。
だから。「みんなが進む道を見つけたら、スプーキーズは終わりにしよう」と決めていて。

それが、あんな事に…(泣)



次回は、アルゴン精工。
趣向を変えてプチノベル…というか、ポエムです…。

(続く)



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