エリカ戦ね…。 ディープなシックスファンとしては、勿論やりましたよ! 全部「様子を見る」のと、全部「連れて行こうとする」両方のバージョンを! (笑・だからそれはいいんだって!) 前に「意外と、しっかりした現実認識能力を持ってる」てな感想を言いましたが。 それ、このエリカ戦の印象が大きいです。 『ここはホントの世界じゃないし、おねえちゃんもホントは生きてない…』 グッと来ましたね、ここで。 ずっとずっと、心の奥底では「お姉ちゃんのいない現実」を噛み締め続けていたんだな。 ずっと、自分の犯した罪の結果を実感し続けて。 …意識の表面では忘れてなくちゃ、やっていけないほどに。 |
無論、“忘れる”って許されない現実逃避であるわけですが。 ここで(悪魔に魅入られた状態で)「ここはホントの世界じゃない」としっかり言える所に、希望を感じたな…。 前にトモコちゃん助けた時と比べるとね…。 「悪魔に魅入られる」って、ああいう事(現実を忘れてしまう事)だと解釈してたから。 ホントに救いようのないヤツだったら、 まだ「ボク、おねえちゃんとずっと一緒にいるよ」とか、ほざいてるって。 だからって「あーそう。じゃあな、バイバイ」とは言わないけどさ〜。(笑) |
助けた後、主人公達に言った「ありがとう」。 これ聞いて、助けてよかったな〜と思いました。 まあこれくらいは言ってもらわないと、あの苦労は報われませんな(笑) 意地っ張りのコイツが、こんなに素直に礼を言うなんて! いや、根は素直なヤツなんスよ、きっと。 多分、無意識にポロッと言っちゃった感じがします。 この時点で、まだ半分ボーッとしてたというか。 あの「シンゴ君」に戻った状態から抜けきってなかったのかも知れません。 あとで「…??? なんでおれ、あんなこと言ったの?」 みたいな…。 ごめんなシンゴ、俺んトコではこんな解釈で!! |
ここでまた、私的感想を言いますと。 多分ね、シンゴ…心の奥底では、ずっと思い出す機会を待ってたんじゃないかな、と。 幼い頃は耐えられなかったけど、今なら…罪の重さに正面から向き合えるほどには、成長しつつあるから。 (あれっ? じゃ、あのエリカって、シンゴの人間的成長をうながす、いい悪魔なんじゃーん! …ってオイ…。) 家業を継ぐのをいやがってたのも
ちゃんと家族と向き合えなかった原因だったんじゃないか、と…。 多分、はっきりした理由とか将来のビジョンもなしに、いやがってたんだろうな。 だから、エンディングで「親の店を手伝う」って言った時、 「ああ、コイツも乗り越えたな…」 なんて、しみじみ感じたよ。 |
なんだかマトモっぽい話(?)が続いてる中、いきなりダークになっちまうんですが。 ダークな煩悩もオイラの一部なんでね…行っときましょう。 次回、トレーラー爆破事件についてです。 (続く) |
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