私的シックス考〜ハッカーズ・プレイ日記


10.しっかりと現実を認識する能力が…(VS.エリカ戦)



エリカ戦ね…。
ディープなシックスファンとしては、勿論やりましたよ!
全部「様子を見る」のと、全部「連れて行こうとする」両方のバージョンを!
(笑・だからそれはいいんだって!)

前に「意外と、しっかりした現実認識能力を持ってる」てな感想を言いましたが。
それ、このエリカ戦の印象が大きいです。
『ここはホントの世界じゃないし、おねえちゃんもホントは生きてない…』
グッと来ましたね、ここで。

ずっとずっと、心の奥底では「お姉ちゃんのいない現実」を噛み締め続けていたんだな。
ずっと、自分の犯した罪の結果を実感し続けて

…意識の表面では忘れてなくちゃ、やっていけないほどに。



無論、“忘れる”って許されない現実逃避であるわけですが。
ここで(悪魔に魅入られた状態で)「ここはホントの世界じゃない」としっかり言える所に、希望を感じたな…。

前にトモコちゃん助けた時と比べるとね…。
「悪魔に魅入られる」って、ああいう事(現実を忘れてしまう事)だと解釈してたから。
ホントに救いようのないヤツだったら、
まだ「ボク、おねえちゃんとずっと一緒にいるよ」とか、ほざいてるって。
だからって「あーそう。じゃあな、バイバイ」とは言わないけどさ〜。(笑)



助けた後、主人公達に言った「ありがとう」
これ聞いて、助けてよかったな〜と思いました。
まあこれくらいは言ってもらわないと、あの苦労は報われませんな(笑)
意地っ張りのコイツが、こんなに素直に礼を言うなんて!

いや、根は素直なヤツなんスよ、きっと。
多分、無意識にポロッと言っちゃった感じがします。
この時点で、まだ半分ボーッとしてたというか。
あの「シンゴ君」に戻った状態から抜けきってなかったのかも知れません。
あとで「…??? なんでおれ、あんなこと言ったの?」
みたいな…。

ごめんなシンゴ、俺んトコではこんな解釈で!!



ここでまた、私的感想を言いますと。
多分ね、シンゴ…心の奥底では、ずっと思い出す機会を待ってたんじゃないかな、と。
幼い頃は耐えられなかったけど、今なら…罪の重さに正面から向き合えるほどには、成長しつつあるから。
(あれっ? じゃ、あのエリカって、シンゴの人間的成長をうながす、いい悪魔なんじゃーん! …ってオイ…。)

家業を継ぐのをいやがってたのも
(注:最初にVRパーク入った時、入口近くにいるおじさんの話。
どうやらシックスの父親らしい…って、オイラも教えてもらうまで気付かなかったんですが。
気のいいおじさんだけど、ちょっとグチっぽいあたり…似てるかも…。笑)
エリカのことが、無意識に引っ掛かってたってのが、
ちゃんと家族と向き合えなかった原因だったんじゃないか、と…。
多分、はっきりした理由とか将来のビジョンもなしに、いやがってたんだろうな。
だから、エンディングで「親の店を手伝う」って言った時、
「ああ、コイツも乗り越えたな…」
なんて、しみじみ感じたよ。



なんだかマトモっぽい話(?)が続いてる中、いきなりダークになっちまうんですが。
ダークな煩悩もオイラの一部なんでね…行っときましょう。
次回、トレーラー爆破事件についてです。

(続く)



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