COUNT 158 【ダディ】 | 17(2006.08.23)号 |
「ハートブレイクキャノン」見開きをめくって、次のページ。 プリンスの吐き出したマウスピースが・・・ 父への想いがめぐる次のページを経て、 2ページ後(さらにめくったページ)で、下から上へぶち抜きで宙を飛び・・・4コマ後に落ちる。 今回、この間の描写(演出)が、特に素晴らしかった。 おそらく、時間にしてわずか1〜2秒。 ベタフラのみで絵がなく、たった一言「ダディ」。次に過去シーンの切り貼りが1コマ。 これだけで、プリンスの想いが、無駄なく、しかも余すところなく伝わってくる。 心臓の鼓動、滴る血、傾いでいく上体。 で、ページをめくってすぐに・・・ 下から上へぶち抜きで宙を飛ぶマウスピースの軌跡の鮮やかさ。 ほんの一部を挙げただけですが、 車田漫画には、こういった「洗練しつくされた職人芸」とも言うべき 演出のワザが全編にちりばめられています。 絶妙な「間(の取りかた)」の素晴らしさ。 映画的というよりは、舞台演劇的な演出。 乱暴な言い方をすれば、 「より芝居がかっているが、観客を引きこむ臨場感は凄い」とでも表現すれば なんというか、この・・・「すごい!」と感じる思いが伝わるでしょうか? ストーリー的には、 どっちかといえばドイツ編初期頃までの方が (あっと驚くような)いろんな試みが窺えたりして、面白かったんですが・・・ いや、よく思い返せば、『意外性』に驚かされることが多かったというべきか。 そう思えば、今も充分に面白いですね。 このまま、つつがなく決勝戦に進んでギリシア編が終わるかどうか、 まだなんとも予測できないし・・・ 何か意外な事件が起きる可能性も、まだまだ期待できる余地が残っています。 | |
COUNT 157 【麒麟児】 | 16(2006.08.09)号 |
週刊少年チャンピオンの新連載。 このところネットから遠ざかってるせいで、実は今日書店で知りました(^^;) 今回は、「車田正美」先生ご本人名義、しかも週刊連載ということらしいんですが・・・。 実はオイラ、今回は 「リンかけ2」の行く末への大きな影響については、 ぜんぜん心配していなかったりします。 (いや、例のごとく、根拠の全くない直感なんスけど^^;) だって今現在、ギリシア大会これから佳境ってとこで 話ぶった切って打ち切り・・・って事態はちょっと考えにくいんで。 他でもない車田先生のことですから、ちゃんと話に何らかの決着はつけていただけるのではないかと。 ・・・とか言って、 いきなりOhスーパージャンプに連載が移ったらどうしよう(ーー;) ううっ、そこを考えていなかった・・・(オロオロ) だ・・・大丈夫ですよね!? で、とりあえず来週はチャンピオンを買ってみよう。 どんな感じか気になるし。 | |
COUNT 156 【死角】 | 14(2006.07.26)号 |
すんません、リンかけとはあまり関係ない(かもしれない)んスけど。 しかも今回は「語り」じゃなくて「たわごと」なんで最初に謝っときます。 「女なら自分の弱点を言い訳につかうなよ/ それが女の誇りだぜ」 こんなカッコいいセリフをキメられる女性キャラが、もしどこかにいれば。 やっべ、オイラ心底、 (同好の士がどれだけいるか謎ですが^^;) 車田漫画にも、カッコいい女性キャラ、結構いる気がするんですが。 なぜかリン2では、強くカッコいい女性キャラが不作な気がします。(個人的に)淋しいです(;_;) そういや貴子さんは、いくつになってもやっぱカッコよかったスね〜♪ 一菜ちゃんも結構好きなんですがねぇ・・・ おっとりしてて和み系のわりに、後先考えない突撃クラッシャーな行動力が、なんとも微笑ましい。 「麟童さま」連発してるわりに、けっこう精神的に自立した女性のような(行動は危なっかしいけど;)気もします。 ・・・いや、根拠のない個人的感覚として、なんスけど(^^;) 彼女には不思議な魅力があると思うんスけど、うーん。 ここんとこずっとシリアスな話だったので、パワーダウンしてしまいましたね。 出番も少ないし・・・。 あ、そうそう オリビエ様は別格です。 カッコいい男(凛々しい美少年)として ・・・小菊ちゃんも、なんだかまだ謎が多いからなぁ・・・。 どんなキャラか、いまひとつわからないような・・・。 ま、今はギリシア大会真っ最中なんで、女性キャラの出番が少ないのも やむなし、といったところなんでしょうか。 ・・・と、今後に(ちょっとだけ)期待しつつ。 |
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